シヴァナンダヨガ東京センターでおためしクラスを受けてみた!
今日は朝から自転車を2時間こいで、小田急線千歳船橋にあるシヴァナンダヨーガ東京にいって90分のシヴァナンダヨガ体験コースをうけてきた. 1
なぜシヴァナンダヨーガなのか?
なぜシヴァナンダヨーガなのか?それは、ヴィウェーカナンダおよびアドヴァイタ・ヴェーダーンタを学びたいから.
ロマンロランの世界観、ヴェーダーンタ哲学を知りたい
大学生1年生のとき、ロマン・ロランのジャン・クリストフと魅せられたる魂を読んで感動した. しかし、その文章のなかでちょいちょいでてくる表現がいまいち理解できなかった.
ジャン・クリストフ
「行け, そして死ね. ついには死ぬべきおまえである. 行け, そして苦しめ. 苦しまねばならぬおまえである. 人は幸福であるがために生きているのではない. 私の掟を成就するがために生きているのだ.
苦しめ, 死ね. しかし, おまえがあらねばならぬものであれ. 『人間』であれ」
魅せられたる魂
それは淋しい空地において, 暗い闘いを行う烈々たる行動のたいまつである. 失敗も勝利も問題ではない, 行動だ! 行動し, 戦闘することが, 虚無に対する唯一の肯定なのだ・・・
「おまえはわたしのものだ, そしてわしはおまえのものだ・・・」
「運命! 進め! 自分を踏み台にしてくれたことを感謝する! ・・・そして自分はおまえについて行く. 自分が運命だ」
しかし、このことが今になってもずっと心の片隅にあった. 大学生だった当時は、こういう境地をマーラーの交響曲に重ね合わせて理解していた. そもそもロマン・ロランを読み始めたのは、ベートーヴェンの生涯という文章を読んだからだった.
最近、ロマン・ロランがなんとラーマ・クリシュナやヴィヴェーカナンダの伝記を書いていることをしった. 2ここ数年、東洋哲学に興味を持っていたわたしにとって、それは衝撃的な発見だった. ロマンロランははじめはスピノザの汎神論的な世界観や神秘体験のようなものに興味があったようだ、ジャン・クリストフはその背景がある. しかし、魅せられたる魂は、ロマンロランが東洋思想にハマっているときにかかれたようだ.
大学生のときの19世紀末西洋思想への興味と今の東洋哲学の交差点をみつけた
かつて大学生のときに魅せられた小説やクラシック音楽の交響曲の世界観、そしてここ数年で興味が沸いた東洋思想や禅の世界観. これらの源流にはアドヴァイタ・ヴェーダーンタや梵我一如があるのでは?ずっと気になっていることがうまく説明できるのでは? 池袋ジュンク堂でスワミ・ヴィヴェーカナンダの「普遍宗教への階梯」という書籍も買った3. これなんじゃないか?
もっというと、わたしは大学生のときは、西洋哲学をつまみぐいしてちょいちょい書籍をよんでいたが、一番はじめに興味をもったのは、ショーペンハウエルだった. そして、ショーペンハウエルが影響をうけたのはアドヴァイタ・ヴェーダーンタ. 意志と表象としての世界の表象とはマーヤのことらしい.
ようは、大学生のときに惹かれた西洋哲学、もう少し言えば西洋と東洋が交差した19世期末の世界観と、今の興味である東洋思想が交差した気がした. ここに知的好奇心が高まった.
瞑想とアーサナとヴェーダーンタ哲学があるのはシヴァナンダヨーガ一択
そんな想いで急速にヴェーダーンタ哲学やヨーガに興味が沸いた. しかし、もともとアーサナヨーガやクンダリーニヨーガにも興味があった. そこで、ヴェーダーンタ哲学とラージャヨーガと、クンダリーニヨーガが同時にできるのはなんだ?と調べたら、もうシヴァナンダヨーガ一択だった.
そのものズバリの日本ヴェーダーンタ協会もあるものの逗子はちょっと遠い. シヴァナンダ東京センターは小田急で1本でいける. そして、わたしはヨガっぽいやつもやりたい.
まさかのマンツーマンレッスン?!
3分前という遅刻ギリギリで到着すると、手違いで本日の申し込みゼロで中止?の雰囲気だった. 受付の女性キョトン、説明するとおくから先生が慌ててでてきた. 申し込み者がわたし1人だったようで、なんとマンツーマンレッスンとなった.
まずはシヴァナンダヨーガの説明が30分と質問タイム. 元々気になっていたのが、ヴェーダーンタ哲学は瞑想中心のラージャヨーガなのに対して、アーサナはハタヨガ. 方向性が真逆の2つはどのように折り合いがついているのかということ. ハタヨガをして身体を浄化したあとにディヤーナで止滅へ向かうという説明だった. ここはもっとChatGPTにきいてみよう.
おためしクラス
マントラ、プラーナヤーマ、そしてアーサナ、最後に再びマントラ.
まずマントラだが、これは相模女子大の初期仏教瞑想会のチャンティングで唱えるパーリ語のお経のようだった. 日本のお経は色のないハードテクノだが、海外のお経は節があるので心地よい、いや素晴らしい.
そして、プラーナヤーマ. ここでやったのはアヌローマ・ヴィローマという片鼻呼吸法. 驚いたのは、たぶん5分以上10分くらいはやったこと. プラーナヤーマは知識として知っているだけだったが、こんなにやるんだと思った. そして、片鼻、息止めを交互にずっとやっているとこれだけでトランスに入れそうだ.
次の太陽礼拝が激しく感じた. プラーナヤーマの後で酸欠気味だったからかもしれない、途中脳貧血の立ちくらみ. これはヤバい. しかしこれはアーサナ12のポーズの準備らしい.
そして、アーサナ. 本式ではいきなり三点倒立から始まるものの、ピヨピヨ初心者向けなのでそれはないので安心した. 予備知識なかったのだが、Xの投稿を検索するとシヴァナンダヨーガはやや体力をつかう系のアーサナのようだ. 瞑想なので穏やかかと思った. しかしシャバーサナも同じように重視する、至福のひととき.
アーサナにおける一番の気づきは、常に身体を動かしながら呼吸を意識すること、いやむしろ私が驚くのは、呼吸がメイン/身体がサブのような感覚になった. これが、アーサナとは体操でしょうと舐めてかかっていた私にとって、最大の本日の学びだったかもしれない. アーサナは身体刺激を通じて呼吸の動と静をきりかえていく、なるほどこれがハタの感覚なんだろうか?もう少し追求したいテーマがみつかった.
少し残念だったのは、瞑想がなかったこと. 坐禅っ子のわたしはよしこれから2時間くらいラージャヨーガしたい気分だった. ただこれはアーサナクラスには含まれてなくてシャヴァーサナがそれを兼ねている. また、アーサナクラスとは別に、サットサンガというものがあるようだ. こっちでがっつり瞑想もすれば、キールタンという歌も歌うらしい. とても興味がある.
仏教や坐禅と折り合いはつくのか問題
ヨーガには元から興味があり、今回の体験レッスンでより興味がでた. 課題は、仏教や坐禅と折り合いがつくのか?ということ. これについても質問したら、いずれは一つの道に絞るべきだが、今の段階ではいろいろ試して自分にあうものを選ぶのがいいよとのこと. とりあえず家でプラーナヤーマから取り入れたいと思った. あと三点倒立ができるようになりたい.
次のビギナーコース5日間は参加するかは要検討. 伝統ヨーガかつ男性OKの条件だと、もはやシヴァナンダヨーガが最適というかあまり選択肢がない気がするので、あとはヨーガをそこそこ深めていくかを決心するだけ.
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