トランス音楽は全てを捨てて自由になる踊り念仏!AVA NIGHT TOKYOにいってきた
先週大好きになった曲が、Xijaro & Pitchの Stars Collide.
Somna & Jennifer Rene - Stars Collide (XiJaro & Pitch Remix) - YouTube
無限ループしてききまくっていた. すると、そもそもこれがRemixであり原曲があることに気づいた. そしてその人はなんと今週日本にやってくるらしい!なんだよその偶然の奇跡は!いくっきゃないじゃないか!!ということで、AVA NIGHT TOKYO2025にいってきた. 正直、だんだん老齢の身体にはオールナイトのイベントがキツくていかない予定だった.
歌舞伎町・王城ビルという異空間
新宿歌舞伎町、王城ビル、噂にはきいていたがはじめていった. 古いビルを建物まるごとクラブにした感じだ. 廃墟感ただよう. 大きなクラブというわけではないので、柵で囲まれたむこうで同じ高さでDJをているので、いつも以上に臨場感がある. 最近DJコントローラを買ったばかりなので、手元が見えたのがよかった.
そんなにお客さんは多くない. うーん、やはりトランス音楽のマーケットの狭さを感じてしまう. わたしはこのジャンルは好きだし、もっとみんな聞いて欲しいと思うものの認知度は低い.
AVA RecordingsはTranceのなかでもUplifting Tranceだから好きだ. Andy Moor/Somna/Rinalyのノンストップトランス. SomnaさんのDJの一番最後でお目当ての Stars Collideがかかって最高だった(ほっとした).
旋律をつかんで踊る感覚はリズムとは異なる
だんだん踊り方が分かってきた. 大事なのは曲の展開を予測することだ. トランスはテンプレ的なのでなれれば波が分かってくる. それにあわせてブレイクとドロップ、ビルドアップを待ち構えること. これがポイント.
今回、旋律に乗るということをより意識した. ブレイクの部分はドラムの縦のリズムをつかむ感覚ではなぐ゛メロディーに乗る感覚が必要だが、リズムとメロディーの使い方は音楽の感じ方がずいぶん異なる. この2つをスムーズに切り替える工夫が必要. このへんはクラシック鑑賞の感覚が生きるし、トランスが好きなのは甘美な旋律への陶酔があるからだ.
ただ気になるのは、ライブだとキックの音圧が強いことによってメロディーが埋もれてしまう. クラシック音楽だと、やたらと音楽の立体性へのこだわりがあるが、どうもクラブのライブだとそのへんが雑すぎる気がする. とはいえ、それはたとえばYoutubeとかできくとそこまでバランスが崩れてない. ライブは音圧を浴びにいく細かい綾は録音で楽しむ、このへんの割り切りは必要なのかも.
手放す、手放す、手放す、そしてトランス
ライブでのトランス音楽鑑賞においては、受動的にきくよりも積極的にトランスしてエクスタシーしていく態度が重要. このあたり、瞑想ににている. 瞑想は呼吸に乗ることでどんどん瞑想トランスに突入していく、トランス音楽は音に乗ることでどんどんエクスタシーエクスタシートランスに突入していく. Andy MoorさんのときにTake me Awayがかかってそれを思った. ここではないどこかとは、トランスっぽい.
4 Strings - Take Me Away - YouTube
Upliftingトランスはとても気分を高揚させるので、ここであえて日頃のうつな気分を思い出してみる. すると、ネガティブとポジティブの混合感情によって、よりいっそう感動が高まる. 嫌な事は手放す、踊りで手放す、わたしにとって、トランス音楽は踊り念仏なんだ. 王城ビルで往生しました. 捨聖に憧れる.
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